日本全国には風力発電所がたくさんあります。だいたい風の通り道になるような山のてっぺんに風車が設置されていて、田舎道をドライブしていると風車が回っている風景を見かけますね。
今回紹介するのは、北海道の北部・幌延町にある「オトンルイ風力発電所」です。山のてっぺんにあるありがちな風力発電所ではなく、海沿いにズラーッと並ぶ28基の巨大風車から成る発電所です。
あまりにも周りに何もなく、日本離れしているどころか異世界の気配すら感じる風景に出会えるスポットですが、この巨大風車群が2026年4月から順次解体されます。
まもなく見納めになってしまうこの風景を、現地からお届けします。
北海道の北部、本当に何もないところにあるオトンルイ風力発電所
オトンルイ風力発電所は、北海道北部の幌延町にあります。
最北端の稚内から少し南下した、本当に何もないところに突如として巨大風車群が現れます。
現地近くをGoogleマップの衛星写真で見てみると、「何もない」感が増し増しです。
この付近をストリートビューで見てみると、さらに「何もない」感倍増です。
ちなみにこのオトンルイというのは、アイヌ語で「浜沿いの道」という意味だそうです。このすぐ西側をオロロンラインという有名な海岸道路があって、それをオトンルイとも呼ぶのが由来になっているんだとか。
ひたすら真っ直ぐの道と見渡す限りの大平原
オトンルイ風力発電所の付近は、まさに大平原。本州ではなかなか見られない風景です。
発電所の前を通っているオロロンラインは、ひたすら真っ直ぐの道。
これぞ北海道という風景が広がっています。いえ、北海道の中でも価値の高い風景だと思います。


バス停がありますが、ここで誰が乗って、誰が降りるんでしょう。
この風景をバスで見に来る人がいるのかもしれませんが、おそらく本数はめっちゃ少ないでしょうし、何かの間違いでバスが来なかったら・・・と考えると怖いくらい何もありません。


海の向こうに見えているのは、利尻富士と呼ばれる利尻島の山です。
春先ということで山頂付近に雪が残っていて、本当に富士山みたいですね。美しい。
こんな道路の途中に、信号機があります。

こんなに見通しが良くて交通量がめっちゃ少ない道路だけに、信号がある理由が分かりません。
そういう意味でかなりシュールな風景です。
現地周辺がいかに「何もない」かを踏まえつつ、それではオトンルイ風力発電所を見物してみましょう。
大平原に突如現れる巨大風車群
オロロンラインを走っていると、巨大風車群が見えてきます。
これが、オトンルイ風力発電所です。

28基の巨大風車が、海風を受けてグルグル回っています。
かなり回るスピードが速いので、一般的に思われている風力発電所のイメージとちょっと違う感じもします。
クルマを停めて、道路わきから眺めてみます。

んー、この突如現れる人工物という風景が萌えます。
さらに風車に近づいてみると、風車同士は結構離れているのが分かります。

反対側にも回って、見てみましょう。
風車は全部こちらに向いているので、この向きから見たほうがカッコいいですね。

さらに、近づいてみます。

青空に白い風車が映えます。
この風景が間もなくなくなってしまうのは、もったいない気もします。
かなりの発電量なので発電所としての利用価値も高いんですが、老朽化した風車を放置するのは危ないんでしょうね。
【音量注意】巨大風車群がグルグル回す風景を動画でもお届け
巨大風車群がどれくらいグルグル回っているか、動画でもご覧ください。これだけの風車が回るほどすごい風が吹いているので、音量注意。
写真で見るより、かなり速く回っているように感じませんか?
これだけ回ってくれたら、さぞやしっかり発電してるんでしょうね。
人よりも牛のほうが多い風景が続く
オトンルイ風力発電所の付近は本当に何もありませんが、しばらく走っているとようやく他の人工物が見えてくるようになります。それでもあるのは民家や建物というより、牧場。
人よりも牛と出会う数のほうが多いという、北海道の田舎あるあるです。

何とも長閑な風景です。
人が近づいてくるのが珍しいのか、めっちゃ牛が集まって来ました。
ホルスタイン以外の牛も、たくさんいます。

以上、北海道だからこそ見られるシュールな風力発電所、オトンルイ風力発電所の解体直前レポートでした。


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