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世界初の海底道路トンネルで歩行者専用の幹線国道、関門トンネル人道を歩いてみた(福岡、山口)

本州側の山口県下関市と九州川の福岡県北九州市の間には、関門海峡があります。地図で見るとつながっているようにも見える近さですが、現地に行くと大型タンカーが通れるほどの幅がある立派な海峡です。
この両側を横断するには高速道路や国道2号の関門トンネルなどがありますが、人が歩ける関門トンネル人道もあります。あれだけの幅がある海を海底トンネルで渡れるだけでもワクワクしますし、「歩行者専用の国道」という響きもそそります。
これは歩いてみるしかない、ということで現地に向かいました。

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地図で見ると繋がって見える関門海峡、実はめっちゃ立派な海峡

関門海峡を九州側から見ると、こんな感じです。上に架かっている橋は高速道路で、海の向こうに見えているのは本州側の山口県下関市です。ちょうど漁船が通っているので、その対比でもかなり幅のある海峡だということが分かりますね。

関門トンネル人道を歩く

この直後、大型タンカーが来ました。これだけのデカい船も楽々通れるのが関門海峡です。これを歩いて渡るとなると・・・かなりの距離がありそうです。ワクワクしますね!

関門トンネル人道を歩く

右側に見えている土手を上がったところに、関門トンネル人道の入口があります。
早速上がっていきましょう。

関門トンネル人道は海底、エレベーターで降りる

関門トンネル人道は、無料で通れます。なので特に料金所などはなく、いきなりエレベーターがあります。このエレベーターが、海底にいざなってくれます。

関門トンネル人道を歩く

そもそも「人道」という言葉すら初めてかもしれません。「人道支援」とかの言葉でしか見たことないですし、その場合は「人としての道」なので意味が違います。
私が乗ったエレベーターは、かなり大きめです。何せ幹線道路ですし、多い時には一気にたくさんの人が関門海峡を渡るんでしょうね。

関門トンネル人道を歩く

私にとっては非日常ですが、地元の人にとっては日常の通り道、ジョギングコースのようです。これだけまっすぐの道が海底にあるというのは、やっぱり爽快なんですかね。クレームになるほどのスピードって。

関門トンネル人道を歩く

地下に降りると、休憩スペース(?)のような空間があります。関門トンネルに関する掲示物も色々とあって、観光地としても機能している模様です。この日はド平日でほとんど人がいませんでしたが。

関門トンネル人道を歩く

いよいよ海底トンネル、歩行者専用の国道2号!

さて、それでは海底トンネルを歩いていきましょう。ここは紛れもなく国道2号、しかも歩行者専用という萌える道路です。

関門トンネル人道を歩く

こんな形でおにぎりに出会える場所は、他になかなかないんじゃないでしょうか。
どうやらトンネルは右側通行っぽいので、右側を歩いていきましょう。

関門トンネル人道を歩く

これを見ても分かりますが、とにかくまっすぐ、そして長い。スタート地点に立っている段階ではゴールが見えません。

関門トンネル人道を歩く

そして、海底トンネルを歩いていると、「ゴォーン」「コォーン」という感じでどこかから音が響いてきます。これが海からの音なのか、並走している車道から響いてくる音なのかは分かりませんが、ここが普通の場所ではないことを音でも教えてくれます。

これが見たかった、海底の県境

海底トンネルの真ん中付近に差し掛かると、県境です。福岡県からスタートして、いよいよ山口県に入ります。こういう表記も萌えますね。

関門トンネル人道を歩く

壁にも県境の案内板があります。

関門トンネル人道を歩く

この表示に、海底58mとあります。58mって、スキューバダイビングでも潜らない深さですよね。これだけのトンネルを作るのって、とんでもない技術と苦労があったんやろうなぁーと想像できます。

トンネルを歩き終えると、そこは本州・山口県下関市

県境を超えてさらに歩くと、いよいよ終点です。終点もエレベーターがあるので、それを登るとそこは山口県下関市です。本州側から関門海峡を眺めてみました。

関門トンネル人道を歩く

当然ながら、九州側から見る風景とそんなに変わりませんw
ただ、本州側には目を引くものがありました。大砲です。

関門トンネル人道を歩く

ここは「壇之浦の戦い」があった古戦場で、源氏と平氏が戦った歴史があります。このモニュメントはそれを後世に伝えるもので、こういうものは九州側にはありません。より観光地化されていることもあってか、本州側のほうが観光客も多かったように思います。

帰りも歩行者専用の国道2号を歩く

ひと通り本州側を散策したので、また九州側に帰りましょう。同じように人道の入口にあるエレベーターで海底に降ります。

関門トンネル人道を歩く

九州側では気づかなかったんですが、料金箱があります。え?無料ちゃうの?と思いましたが、自転車と原付バイクは20円の通行料金がいるみたいです。

関門トンネル人道を歩く

ただこれ、誰もいないですし払わずに乗ってもバレないような気も・・・。どこかで監視カメラで見てるんですかね。20円をケチって恥ずかしい思いをしたくないという心理で治安が維持されてるのかもしれませんが。
本州側、九州側ともにエレベーターは複数あります。なぜか大きさが全然違うんですが、混んでいる時は使い分けるんでしょうか。

関門トンネル人道を歩く

もちろん復路でも、この風景に萌えます。
本州側は「下関」と書かれていましたが、逆に九州側を見ると「門司」となっています。

関門トンネル人道を歩く

帰りは珍しく他の通行人もいました。「えー、めっちゃ長い」みたいな声が聞こえたので、やっぱり誰が見ても最初はかなり長いこと、まっすぐなことに驚愕するようです。

関門トンネル人道を歩く

総括

海を海底トンネルで渡る、しかもそこは歩行者専用の国道という珍しい道路。裏観光地が好きな方であれば、満足できるスポットだと思います。写真だけなので伝えるのが難しいですが、海底にいる時の独特の音がとても印象に残っています。
本州側、九州側のどちらにも人道入口近くに駐車場があります。クルマで行くのも簡単なので、ぜひ「海底を歩く」という没入体験をしてみてください。

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