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閉園から20年以上経った今も遊園地らしさを残す廃遊園地「化女沼レジャーランド」(宮城・大崎市)

バブル期やそれよりも前にできた遊園地が閉園になるケースが全国各地で相次いでいます。ここにも少子化の影響が出てるのか、遊園地がいつしかテーマパークと呼ばれるようになって時代に取り残されてしまったのか。
特に地方では遊園地が閉園になる事例が多く、その中には今も遊園地らしさを残している廃墟があります。今回は宮城県大崎市にある「化女沼レジャーランド」の廃墟を探訪してきたレポートです。

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化女沼レジャーランドの概要

化女沼(けじょぬま)レジャーランドは、宮城県の大崎市にあります。かつては古川市だったところで、東北の首都である仙台から見ると真北の方向にあります。
戦争で焼け野原になった仙台の光景に心を痛めた現地の不動産王が「仙台を元気にしたい」と一念発起して作ったのが、前身である化女沼保養ランドです。その後、閉園時の化女沼レジャーランドという名前になって全盛期には年間で数十万人の来客があったそうですが、2001年に閉園。その後は遊園地らしさを残す廃墟となりました。
誰かが受け継いでくれれば、との願いもあって、オーナーの意向で敢えて取り壊しをせずに今に至ります。
場所は、こちら。

もう存在しない施設なのでGoogleマップにも出てきませんが、化女沼の東側「木村幸男翁顕彰碑」の東側あたりに遊園地がありました。

立派なゲートも現存

正面に行ってみると、今も立派なゲートが残っています。
どことなく昭和を感じさせるアーチ形の構造物が素敵です。

宮城県大崎市の廃遊園地「化女沼レジャーランド」

まだ虹色も残っていますし、「化女沼レジャーランド」の文字に植物がかかっていないので施設名もしっかり読み取れます。
廃墟探訪では看板がすでに腐海に没していたり、紫外線で色が抜け落ちていたするので、この化女沼レジャーランドはかなり状態がいい廃墟です。
もちろん私有地なので勝手に入るわけにはいかず、ここから眺めたり写真を撮っていたら、敷地内に1台のクルマが停まっていることに気づきました。
こちらの角度からだと、見えます。

宮城県大崎市の廃遊園地「化女沼レジャーランド」

黄色の立て看板は、立入禁止を知らせる警告表示です。
そしてその奥に白のヤリスが停まっています。
私が写真を撮っているとこちらの様子を伺っていたので、侵入者を監視する門番かもしれません。
もしくは、中で何か作業をしているのかも。ネット情報では閉園後も若干のメンテナンスはしてるみたいですし。

自然に還りつつある遊園地の名残り

若干のメンテナンスをしているとはいえ、化女沼レジャーランドは閉園からすでに現時点で25年経っています。25年放置された廃墟がどうなるかは言うまでもなく、植物に浸食されて自然に還っていくというお決まりのコースです。
それでは、反対側から敷地を眺めてみましょう。

宮城県大崎市の廃遊園地「化女沼レジャーランド」

向かって左側が化女沼なので大きな池です。そして向かって右側が、化女沼レジャーランド。
すでに速度制限の標識までもが自然に還りつつあります。
この道路から、すでに観覧車が見えてきました。

宮城県大崎市の廃遊園地「化女沼レジャーランド」

観覧車といっても観光名所にあるような巨大なものではなく、デパートの屋上にあったような昭和の観覧車です。このガードレールの右側は化女沼レジャーランドの敷地ですが、本当に何もありません。ただただ植物が生い茂る大自然。
それではもっと近いところに行ってみましょう。

宮城県大崎市の廃遊園地「化女沼レジャーランド」

ある程度の手入れがされているからなのか、かなり状態が良さそうに見えますね。
とはいえ、この植物を全部刈って人が入れるようにして、遊具を動かせるようにするとなると、途方もない金と手間がかかりそうですが。
なお、この観覧車の隣にはメリーゴーランドもあります。
ちょっと分かりにくいと思うので、拡大してみましょう。

メリーゴーランドのてっぺん(?)部分、玉ねぎみたいな形のオブジェが見えますね。
この場所から確認できたのは、この2つでした。他にもあるかもしれませんが、さらに植物に覆われていたり、原形を留めていなかったりするのかもしれません。

総括

遊園地らしさを色濃く残している廃墟だけに、この化女沼レジャーランドは廃墟マニアの聖地ともいわれています。以前は定期的にガイドツアーが開催されて中に入れていたものの、今ではガイドツアーも開催されておらず、こうして近い場所から眺めるのみとなりました。
受け継いでくれる人が現れるまでできるだけ遊園地の形を残すというオーナーの意向はあるものの、ガイドツアーが開催されなくなったことからも、オーナーの高齢化や再生への諦めみたいなものもあって、このまま朽ち果てていく可能性が高いでしょう。

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