タワマン(タワーマンション)というと、大都会の象徴です。土地が高すぎて上に積み上げるしかないわけで、逆に土地が有り余っている田舎にはゆったりとした戸建て住宅が建っています。
そんな私の中の常識を覆す、田園地帯のタワマンが山形県にあるというのは前から見聞きしていました。田園地帯に突如タワマンが出現するシュールな風景を見たくて、山形県の上山市に向かいました。
遠くからでもすぐに発見できる目立ちっぷり
こういう珍スポットや裏観光地を目指す時はたいてい、まず見つけるのに苦労します。廃墟であれば案内板などはありませんし、すでに自然に還り始めているような場所だと痕跡を探すのに苦労することもあります。
しかし、このスカイタワー41は心配無用。周りに高い建物が全くないのに高さ133メートルの塔が出現するので、遠くからでもすぐに見つけることができます。
まだナビの表示では2km以上離れているのに、もう見えちゃってます。

そこにあるはずのないタワマンがある
現地に着きました。こちらがスカイタワー41です。名前のとおり、41階建てのタワマンです。
想像していた以上に、異様でした。

どうでしょうか、この強烈なミスマッチ。この付近は新興住宅地として開発されているんですが、周りの建物とは明らかに異質。そこにあるはずのないものを見てしまった瞬間です。
もっと近づいてみましょう。

「Sky Tower 41」という輝かしい表記が確認できます。どうやら建物の前はロータリーになっているようです。このロゴを見たかったので、もうちょっと近づいてみます。

ちなみに1階部分は、放課後デイサービスになっています。建物の中には入っていないので、それ以外の部分についてはどうなっているのか分かりませんでした。
なお、タワマンには駐車場が付き物です。この駐車場が、いかにも当物件らしい風景でした。

土地はあるので、このように広大な平面駐車場が広がっています。タワマンは駐車場まで立駐になっていてタワー化しているのがありがちなパターンですが、ここにも無二の風景があります。
色んな角度からスカイタワー41を眺めてみる
いかんせん周りには高い建物が全くないので、色んな角度からスカイタワー41を眺めてみたいと思います。スカイタワー41の北側には養護学校がありますが、建物は平屋です。よって、養護学校越しによく見えます。

さらに強烈なのが、川をはさんだ反対側からの姿です。
これぞ「田園地帯のタワマン」です。

訪問時は7月ということで、田んぼには青々とした稲が風になびいていました。私がネットでこのスカイタワー41のことを知った時に見たのも、この風景に近かったと思います。「何でこうなった??」と声が出そうになるレベルです。
川の反対側、別の角度からも眺めてみました。

めっちゃ細い道を通り抜けて、景色が開けてきたところにスカイタワー41がしっかりと鎮座していました。ここから先はさらに道が細く、さらに草刈り作業をしている人がいたので、ここで撮影。
予想(期待)していた以上の珍しい風景に、大満足の現地探訪でした。
日本一安いタワマン?
ところで、このスカイタワー41には「日本一安いタワマン」という異名があります。新築分譲時は2,000万円とか4,000円万円とかの価格で売られていたそうです。これでも十分安いと思いますが、それだと全体の1割ほどしか売れず大量に売れ残ってしまったので、大バーゲンセールを開始。半額、いやそれよりも安い価格で買った人もたくさんいたんだとか。
2025年7月時点の相場はいくらくらいなのか、調べてみました。SUUMOやアットホームなどのポータルサイトには売り物件情報はありませんでした。おそらくこの時点で売りに出ている物件はないのでしょう。地元の不動産会社が出していた相場情報では、「1,090万 〜 1,150万円」。これは21階で3LDKの物件の相場だそうです。やすーーーー!!!
場所を選ばず、どうしてもタワマンに住みたいということであれば、おそらく今も日本一安いタワマンだと思います。
ちなみに2025年7月の時点で山形県内で最も高い建物、そしてマンションとしては東北地方で最も高い建物だそうです。



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