東北地方の「首都」といえば、仙台。仙台の駅前は立派なビルが林立していて、人の流れもしっかりあります。
そんな仙台駅前の超一等地に、閉店したまま放置されている百貨店の廃墟があります。
それが、今回紹介する「さくら野百貨店仙台店」跡。
前から見ると立派な建物なんですが、実はツギハギの建物で、裏から見るとその様子を垣間見ることもできます。
いよいよ2025年中には解体されるとのことで、まだ建物が完全に残っているうちに探訪しました。そのレポートをお届けします。
2017年に閉店したさくら野百貨店仙台店
さくら野百貨店は、青森に本拠地がある東北のローカル百貨店です。青森の他、八戸や弘前にも店舗があることを考えると、東北の中でも青森に軸足を置いていることが分かりますね。
そんなさくら野百貨店が仙台に進出したのは、2002年のこと。それまで同地には老舗の「丸光」という百貨店があって、そのあとを受け継ぐように開店しました。
東北の首都である仙台の、しかも一等地。チャンスがあれば進出しようと考えるのは当然ですね。
しかし、思っていたほど売り上げは伸びず。周りにもファッションビルとか商業施設がたくさんあるので、激しい競争にさらされて2017年に閉店したという次第です。
その後はドンキホーテを運営している会社が土地を取得して再開発の計画を立てたものの、何やかんやあって頓挫。そのまま放置されることと8年、ようやく解体が始まる模様です。
そんなさくら野百貨店仙台店の廃墟が、こちら。

これは仙台駅前の陸橋から見たお姿です。
向かって左のピンク色の建物です。
仙台駅から見てこの近さ、いかに一等地か分かると思います。
では、すぐ近くにある地下鉄のあおば通駅からも見てみましょう。

うーん、デカい。
この色は、「さくら野」の桜をイメージしているのかもしれません。
青森の本店とかを見ても同じ色目です。
仙台の大動脈、青葉通りに面している部分が一番存在感あるので、青葉通りの反対側からしばし眺めてみます。


さすが杜の都、街路樹が立派です。
素敵な廃墟がしっかり隠れてしまうくらいの存在感ですね。
間近から眺めると百貨店らしさが随所に
次は、建物のすぐ近くからも眺めてみます。
近くで見ると、アチコチに百貨店らしさを見つけることができます。


丸いアーチ状の入口とか、催事を告知していたであろう看板の残骸とか。
8年間放置されてるのに、これが百貨店の廃墟ということが一発で分かりますね。
やっぱり私が気になったのは、曲線をいかしたアーチ状のデザイン。
昭和の百貨店という風格を感じさせます。
仙台店は昭和からあるわけではありませんが。


このピンク色のアーチの下は、おそらくショーウインドウです。
これぞ、百貨店!


うーん、カッコいい。
バリケードで隠してもあふれ出る百貨店テイストが素敵です。
アーチのところに「SAKURANO」とか書いてたら萌えるんですけど、あったとしても撤去済みなのは仕方ないです。
ツギハギ建築の面影を探す
さっきも言いましたが、この建物がツギハギ建築という点もさくら野百貨店仙台店の見どころです。
取り壊されたらもうその名残も忘却の彼方に行ってしまうので、その名残を探してみました。
まずは、こちら。

青い部分はもちろん、これ全部さくら野百貨店仙台店だった部分です。
解体と再開発では地権者が複数いることが障害になっていると記事に書いてありましたが、ここにあるビルの所有者が全部別だったら、かなりややこしいと思います。
建物の裏側に行くと、そのツギハギ感がさらに露骨に見えるようになります。

これ全部、1つの百貨店です。
裏から見ると別々の建物にしか見えません。

長いこと放置されてたせいですかね、裏から見ると汚いw
現役当時がどうったのかは知る由もありませんが、もしこれだとしたら裏側は見られたくなったでしょうね。

裏側の道路から見たさくら野百貨店仙台店側の建物は全部シャッターが閉まって使ってない状態です。
つまり、これも全部解体して再開発するということなんでしょう。
この道路の反対側は飲食店が並んでいて、結構イイ感じです。その飲食店の間にある小道を通り抜けると商店街に出られることを考えても、やっぱりここは超一等地なんですねー。
これだけの広さの土地を放置しておくのはもったいなので解体は必然でしょう。
2025年中には更地になるみたいなので、その記録を残させていただきました。



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